店に入ると正面の孔雀のステンドグラスに目を惹かれます。そして笑顔でエネルギッシュにしゃべるジョアン・デニスさんが迎えてくれました。
「30年前はファッションやデザイン学校は国内に無かったの、信じられる？」と話す彼女は、ポルトガルのファッションクリエーターの第一世代、パイオニアとも言えます。長年他のデザイナーのドレスメーキングをしていましたが、今年はじめて念願の独立を果たしたそう。（その準備のために、夏休みが3日しかなかった、というのもうなずけます！）

彼女の作品は、布地から織り上げたもの、アンティークの布地を、一度ほどいてからはぎ合わせたもの、ニットやアップリケ、多種多様なテクニックを駆使して製作されています。どれをとっても、個性的でカラフルで夜の外出にぴったり。ご自分の着ているワンピース、珊瑚を模したネックレスも彼女の作品です。アクセサリーもひとつずつ彼女が材料を厳選し、服に合わせて作るとか。「私が小柄だから、小柄な人のサイズもあるのよ」う～ん、試着だけでもしてみたいっ！

※昔の宮殿を改装した新装ブティック集合ビル。