只今、リスボン近郊の村Cheleirosにて、キリスト教のお祭り、Nossa Senhora Nazreが開催されています。
このお祭りは、マフラ地方の17の地域で作られているコミュニティで運営されていて毎年9月にマリア様が村から村へと移動します。
17年に1度の名誉のため、村の人たちは一ヶ月以上前から家の壁を白く塗り直して、すべてをきれいに掃除し道や教会にはディズニーランドばりのイルミネーションを設置してマリア様を迎えます。先日の土曜日に隣の村のMonteraver(3kmほど)からのマリア様が予定より3時間遅れでご到着になりお祭りがスタートしました。このパレードでは国家騎馬隊を先頭に馬車に乗った人や音楽隊を引き連れマリア様を運びます。この間数少ない幹線道路は封鎖され大変な事になります。
馬車に乗りパレードに参加するには多額の寄付が必要との事です。一番先頭の馬車のお値段は5,000ユーロほどと聞いています。値段はオークション形式で決まるようです。見栄っ張りのポルトガル人にはこの値段は安いのでしょうか?何がともよりこの寄付によりお祭りは成り立っています。
村中にはスピーカが設置され朝から晩まで宗教的また伝統的な音楽、時にはDJがレコードをまわしたりと若者にも楽しめるないようになっています。このように伝統だけでなく、はやりの音楽などを取り入れたりする姿勢はまさしくキリスト教が発展した理由でもあると思います。夜は花火があがり、音楽とともにダンスをしてみんな楽しそうです。
このお祭りは今週の日曜日まで続きますのでお時間がある方はCheleirosを訪れてみてはいかがでしょうか?
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