ポルトガルの祭り・イベント
FESTIVAL
ポルトガルでは一年を通じて、宗教的な伝統行事から地域の特色を活かした民俗祭り、音楽・アート・食文化に関連する現代的なイベントまで、全国各地で多種多様な祭りや催し物が開催されています。
Festa das Fogaceiras (1月)
「フェスタ・ダス・フォガセイラス」は、ポルトガル北部サンタ・マリア・ダ・フェイラで毎年1月に行われる由緒ある伝統祭。16世紀、この地を襲った伝染病の終息を願って住民が聖セバスチャンに誓願を立てたことに始まり、それ以来、加護への感謝を込めて続けられてきた。祭りの日には、白い伝統衣装に赤い帯を締めた幼い少女たちが、城の形をしたパン「fogaças(フォガサス)」を頭に載せ、市内を厳かに練り歩く行列が行われる。信仰、歴史、地域文化が一体となったポルトガル独自の宗教的行事であり、今も地域の人々の心に深く根付いている。

Carnival (2月〜3月)
カーニバル(謝肉祭)は、カトリック文化圏で四旬節(2〜3月)の節制と断食の時期を迎える前に行われる、色彩豊かで活気あふれる祝祭で、ポルトガルでも古くから根付いた伝統として、人々は華やかな仮装をして音楽に合わせて踊り、きらびやかな山車とともにパレードを繰り広げ、悪霊払い、春の豊作、新年の幸運を祈る意味が込められており、全国各地で開催されるが、リスボン、ローレ、ナザレ、ヴィアナ・ド・カステロ、トレシュ・ベドラシュなどでは特に盛大で、街全体が熱気と笑顔に包まれる一大イベント。
Entrudo de Lazarim (2月〜3月)
ラザリムのカーニバルは、ポルトガル北部の小さな村ラザリムで四旬節前の火曜日に行われる、キリスト教以前の異教的要素を色濃く残した非常に伝統的な祝祭で、栗の木を手彫りして作られた悪魔のような木製仮面(caretos)をかぶった若者たちが村を練り歩き、社会風刺や性的ユーモアを交えた寸劇や掛け合いを繰り広げる一方、「仲間と姉妹の遺言(Testamento do Compadre e da Comadre)」と呼ばれる風刺劇の後には人形を焼き、罪や愚かさを清めて新たな春と再生を迎える象徴的な儀式が行われ、さらに祭り期間中は地元の豚肉料理やワインが振る舞われるなど、素朴で力強い村の文化と精霊的な雰囲気を全身で味わえる、まさにポルトガルのカーニバル文化の原型とも言える貴重な行事である。

Festas da Semana Santa (2月〜3月)
復活祭前の聖週間にあたる時期には、ポルトガル各地で「聖週間祭」と呼ばれる厳かな宗教行事が行われ、その中でも特に有名なのが北部の町ブラガ(Braga)で開催される「エッケ・ホモ(Ecce Homo)」で、この祭りはキリストの受難を象徴的に再現する荘厳な行列として知られ、罪を清める儀式として参加者たちは黒い頭巾をかぶり、松明を手に裸足で石畳の街を静かに練り歩き、その神秘的で霊的な雰囲気から世界中の巡礼者や観光客を惹きつけ、毎年この伝統行事を目当てに多くの人々が訪れる、まさにポルトガルを代表する宗教的祭礼の一つである。
Queima das Fitas (5月)
ヨーロッパで最も歴史ある大学都市のひとつであるコインブラ(Coimbra)では、毎年5月上旬にコインブラ大学の学生たちによって開催される伝統行事「リボン焼き祭」が行われ、町全体が祝祭の雰囲気に包まれる中、1週間にわたって華やかなパレード、大学生によるセレナーデ、ダンスイベント、そして多彩な音楽や文化的催しが繰り広げられ、なかでも卒業を迎える学生が、それぞれの学部の色に応じたリボンのついた学生バッジをフェイラ広場(Largo da Feira)で焚き上げ、新たな人生の門出を象徴的に祝う儀式は、学生生活の集大成であり、訪れる者に深い感動を与えるこの祭りのハイライトとなっている。
Festa da Flor (5月)
春の訪れとともに「花の島」の愛称で知られるマデイラ島(Ilha da Madeira)の州都フンシャル(Funchal)では、毎年5月に華やかなフラワー・フェスティバルが開催され、街全体が色とりどりの花々で美しく装飾される中、花で飾られた芸術的な山車が通りを優雅に練り歩き、訪れる人々を魅了する。この祭りは、島全体が春の生命力と喜びに満ちあふれ、フンシャルの街並みもまた漂う芳しい花の香りに包まれ、まるで夢の中に迷い込んだかのような雰囲気を生み出す、マデイラを代表する季節の風物詩である。

Festas de Aparições de Nossa Senhora de Fátima (5月〜10月)
「聖母出現祭」は、1917年5月13日、第一次世界大戦中にファティマ(Fátima)で聖母マリアが出現したとされる出来事を起源とし、以来その奇跡を記念して毎年5月から10月の間、特に出現があったとされる毎月12日と13日にかけて大規模な巡礼と祈りの儀式が行われる。世界中から無数の信者がこの聖地を訪れ、ロウソクを灯し祈りを捧げ、深い信仰心と敬虔な雰囲気に包まれた時間を過ごすこの祭りは、ポルトガルでも最も重要な宗教行事のひとつであり、訪れる者の心に強い感動と精神的な高揚をもたらす。
ジャカランダの季節 (5月〜6月)
リスボンでは、毎年5月中旬から6月上旬にかけて、街のあちこちでジャカランダの花が咲き誇る。南米原産のこの木は紫色の花を咲かせ、ポルトガルの気候にもよく適しているため街路樹として多く植えられている。開花期になると、マルケス・デ・ポンバル広場やリベルダーデ大通り、プリンシペ・レアル公園、エストレラ庭園など、リスボンの街角や並木道が淡い紫色に包まれ、まるで絵画のような幻想的な風景が広がる。風に揺れる花や地面を覆う花びらの絨毯は、人々の目を楽しませ、写真愛好家にも人気。ジャカランダは初夏の訪れを告げる風物詩として、リスボンの街歩きをより特別な体験にしてくれる。

Festas das Cruzes (5月)
「十字架祭」は、北ポルトガルの町バルセロス(Barcelos)で毎年5月上旬に3日間にわたり開催される「奇跡の十字架」を記念する祭りで、1504年に農民が教会近くの土地から光り輝く十字架を掘り起こしたという伝承に由来する。期間中、キリスト像と十字架が安置される教会へと続く道は色とりどりの花びらで覆われ、夜になると街全体が幻想的な灯りに包まれる。会場周辺には工芸品や絵画の屋台が立ち並び、音楽や民族舞踊、宗教儀式が連日繰り広げられる。信仰、芸術、祝祭が一体となったこの祭りは、バルセロス最大の年中行事として知られている。
Festas de São Gonçalo (6月)
聖ゴンサロ祭は、ポルトガル北部の町アマランテ(Amarante)で毎年6月に開かれる、13世紀の修道士であり縁結びの守護聖人とされる聖ゴンサロ(São Gonçalo)を讃える伝統的な祭りで、地元の人々や恋愛成就を願う若者たちが集まる。音楽や踊り、屋台でにぎわう中、特に注目されるのが、男性のシンボルを模したユーモラスな形のパンやお菓子を売る大胆な風習で、かつては女性が想いを寄せる男性に贈って縁を結ぶとされ、現在では観光客にも人気の奇習として知られている。宗教的敬意と民間信仰、そして笑いや祝福が交差する、アマランテらしい個性あふれる歴史ある夏祭りである。

Corpo de Deus (6月)
聖体祭は、復活祭から60日後の木曜日にポルトガル各地で行われるカトリックの重要な宗教行事で、特に北部のヴィーラ・ド・コンデやポンテ・デ・リマでの祭礼がよく知られる。イエス・キリストが最後の晩餐で「これは我が体、これが我が血なり」と語り、聖体の秘跡として後世に伝えるよう命じた出来事を記念し、当日には教会へ至る道に色とりどりの花や植物で作られた「花の絨毯」が敷かれる。その上を、十字架を先頭に司祭や信者たちが聖体を掲げながら進む「聖体行列(Procissão)」が厳かに行われ、街全体が信仰と感謝、心の浄化に包まれる神聖な一日となる。
Festas de Santo António (6月12,13日)
聖アントニオ祭は、リスボンの守護聖人であり「縁結びの聖人」として知られる聖アントニオを讃える夏の一大祭典で、毎年6月12日・13日に開催される。炭火焼きイワシの香ばしい香りが街中に漂い、「イワシ祭り」とも呼ばれるこの日、特に12日の夜には色鮮やかな装飾と衣装をまとったパレードがリベルダーデ大通りを練り歩き、リスボン全体が熱狂の渦に包まれる。アルファマ地区では、路地や広場で音楽や踊りが夜通し続き、人々は鉢植えのバジル「マンジェリコ」を贈り合って愛を伝える微笑ましい風習も見られる。翌13日には荘厳な宗教行列がカテドラル周辺を進み、華やかさと敬虔さが共存するリスボン最大の祭りとして市民にも観光客にも愛されている。


Festa de São João (6月23,24日)
聖ジョアン祭は、ポルトで毎年6月23日から24日にかけて開催される、600年以上の歴史を持つ同市最大級の伝統行事である。23日の夜、人々はおもちゃのハンマー(かつてはニンニク)を手に、互いの頭を軽くたたき合いながら笑い声とともに街を練り歩き、炭火焼きのイワシや地元ワインを味わう。広場や通りの随所で音楽が響き、誰もが踊りに加わる中、夜半0時にはドウロ川上空に壮大な花火が打ち上げられ、ポルトの夜空を鮮やかに染めて祭りは最高潮を迎える。市民はもちろん観光客からも愛されるこの祭りは、同じ聖人を祝うブラガの聖ジョアン祭とともに、賑やかさと地域色あふれる夏の風物詩として多くの人々を魅了している。
Festa dos Tabuleiros (7月)
ポルトガル中部トマールで4年に一度開催される「タブレイロスの祭り」は、テンプル騎士団の歴史を色濃く残すこの町に伝わる、国内最大級かつ最も華やかな伝統行事である。起源は15世紀、イザベラ王妃が修道院を通じて貧しい人々にパンやワインを分け与えた慈善の精神にさかのぼり、約1週間にわたりコンサートや宗教儀式、市民パレードなど多彩な催しが繰り広げられる。最大の見どころは最終日の日曜日、色鮮やかな花とパンで飾られた高さ約1.6メートル・重さ15キロ前後のタブレイロス(お盆)を頭に載せた女性たちが、男性パートナーに伴われて荘厳に町を行進する大パレードで、その光景は豊穣と連帯、信仰と市民の誇りを象徴し、訪れる人々に深い感動と強い印象を残し続けている。


Festa do Colete Encarnado (7月)
毎年7月最初の週末にリスボン近郊の街ビラ・フランカ・デ・シーラ(Vila Franca de Xira)で3日間にわたり開催される牛追い祭り「赤いチョッキの祭り」は、赤いチョッキを着た地元のカンパニェイロス(カウボーイ)の伝統衣装に由来し、闘牛が町中の通りに放たれ、大勢の参加者やカンパニェイロスが勇敢に追い立てる迫力満点の牛追いで知られる。毎年全国から観光客が押し寄せ、負傷者が出るほどの熱狂と緊張感が漂う一方で、フォークダンスやライブコンサート、郷土料理の屋台など文化的な催しも並行して行われる。スペイン式の闘牛と異なり、牛を殺さないというポルトガル独自の闘牛文化を体現し、地域の誇りと伝統が凝縮された夏の風物詩だ。
Mercado Medieval (7月)
中世の趣を色濃く残す美しい城壁の町オビドス(Óbidos)では、毎年7月に「中世市場」が開催され、町全体がまるで中世へタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれる。何百人ものエキストラが貴族や騎士、大道芸人、音楽家、商人などに扮し、当時の衣装をまとって城郭内を練り歩き、石畳の通りや広場には伝統料理や中世風の衣装、自家製の薬草や軟膏、手工芸品がずらりと並ぶ。訪れる人々は、中世さながらの市場の賑わいと生活風景を五感で体験できる、ポルトガル屈指の没入感あふれる歴史祭りだ。


Festas do Barrete Verde e das Salinas (8月)
バヘッテ・ヴェルデと塩の祭りは、リスボン近郊の町アルコシェテ(Alcochete)で毎年8月に開かれる、地元の牧童(フォルカド)と塩田労働者に敬意を表す伝統行事。象徴である「緑の帽子(Barrete Verde)」を冠し、歴史あるカンパニェイロ文化を称える詩の朗読や伝統衣装のパレード、道に闘牛が放たれる勇壮な催しや、ポルトガル式闘牛(牛を殺さない形式)、宗教行列、音楽やダンス、郷土料理が町中を彩る。また、かつてテージョ川流域で重要だった塩の生産を称える誇りも込められており、アルコシェテの歴史、労働、そして地域精神を祝う夏の一大イベントである。
Festas Gualterianas (7月-8月)
グアルテリアナス祭は、ポルトガル建国の地として知られるギマラインスで毎年7月下旬から8月上旬に開催される、1452年から続く歴史ある祝祭で、守護聖人サン・グアルテルを讃える行事。世界中から観光客を惹きつける華やかな夏祭りとして知られ、各地の名物料理や地元ワインが味わえる屋台、音楽コンサート、伝統的な闘牛、夜空を彩る花火などが連日繰り広げられる。クライマックスは日曜夜の「グアルテリアナの行進」で、中世の面影を残す衣装に身を包んだ参加者たちが荘厳な演出のもと旧市街を練り歩き、信仰・歴史・美意識が融合した壮麗な光景が広がり、ギマラインスの誇りと精神を象徴する文化的ハイライトとなっている。

Romaria da Nossa Senhora da Agonia (8月)
嘆きの聖女祭は、毎年8月20日前後にポルトガル北部の町ヴィアナ・ド・カステロで開催される、ミーニョ地方最大の伝統行事。1744年、地元漁師たちが海の恵みに感謝を捧げたことを起源とし、現在では色鮮やかな民族衣装をまとった女性たちの華やかなパレード、美しい刺繍と金細工の装身具の披露、伝統音楽や舞踊、そしてリマ川から夜空を彩る花火を通じて、地域の誇りと信仰が力強く表現される。国内外から多くの観光客を惹きつける、夏のポルトガルを象徴する祝祭である。
Festas de Nossa Senhora dos Remédios (8月-9月)
聖女レメディオスの祭は、ポルトガル北部の美しいぶどう畑に囲まれた町ラメーゴで毎年8月下旬から9月上旬にかけて開催される、全国的にも有名な壮麗な巡礼祭である。ポルトガル有数の聖地「聖母レメディオス教会」へと続く686段の壮観なバロック階段を、信仰心あふれる巡礼者たちが膝をついて一段一段登る苦行の巡礼は、この祭りを象徴する光景であり、街全体が敬虔な祈りと音楽、伝統芸能、そして屋台や催しの賑わいで包まれる。とりわけ9月8日に行われる盛大なミサは祭りのクライマックスで、カトリックの中でも珍しい、聖母像が雄牛に引かれて運ばれる荘厳な行列が見られるのはラメーゴならではの伝統である。信仰と地域文化が一体となったこの祭りは、今もなお多くの巡礼者や観光客を惹きつけ続けている。

Feira de São Mateus (8月-9月)
サン・マテウスの市は、ポルトガル中部の町ヴィゼウで毎年8月から9月にかけて約1か月以上続く、600年以上の歴史を持つ国内最古級の定期市。起源は聖マテウスを讃える宗教行事にさかのぼるが、時代とともに発展し、今では食、音楽、文化、工芸、ファッション、遊園地などが一堂に会する大規模フェアとして知られる。期間中は地元料理やダオン地方の上質なワインを味わいながら、多彩なコンサートが夜遅くまで開催され、街全体が熱気と祝祭の雰囲気に包まれる。
Feira Nacional do Cavalo (11月)
馬の祭典は「聖マルティーニョの市(Feira de São Martinho)」としても知られる、ポルトガルを代表する馬の祭りであり、毎年11月にテージョ川流域の小さな村ゴレガン(Golegã)で開催される。伝統あるルジターノ馬の故郷として名高いこの地には、国内外から馬主、騎手、愛好家、観光客が集まり、期間中は乗馬や馬術競技、馬車レース、ルジターノ種の品評会など多彩な催しが繰り広げられる。町全体が馬を中心とした情熱と誇りに包まれ、石畳の通りを馬と騎手が行き交う光景は圧巻であり、この時期にはゴレガンはもちろん周辺50キロ圏の宿泊施設が満室になるほどの賑わいを見せる、秋のポルトガルを象徴する一大イベントである。


Feira da Castanha (11月)
栗祭りは、秋の深まる毎年11月にポルトガル東部の山あいの美しい村マルヴァオン(Marvão)で開催される、栗の収穫を祝う風物詩的な祭りである。城壁に囲まれた中世の趣を色濃く残す町には、焼き栗の香ばしい香りが立ちこめ、栗をふんだんに使ったスープや肉料理、リゾット、リキュール、ジャム、ケーキ、タルトなどが所狭しと並ぶ。地元の手工芸品や民謡演奏、試食イベントなども行われ、栗好きにはたまらない味覚と文化の饗宴が広がる。マルヴァオンの自然と伝統を全身で堪能できる、秋のポルトガルを代表するグルメイベントである。
Óbidos Vila Natal (12月-1月)
毎年12月上旬から1月初めにかけて、中世の面影を色濃く残す絵本のように美しい村オビドス(Óbidos)が、幻想的なクリスマスタウン「Óbidos Vila Natal」へと姿を変える。イルミネーションで彩られた石畳の街並みでは、サンタクロースとのふれあい、アイススケートリンク、メリーゴーラウンド、音楽や演劇、マジックショーなど、子どもから大人まで楽しめる多彩なアトラクションが繰り広げられる。入場にはチケットが必要だが、この夢のようなイベントは家族連れやカップルにとって冬のポルトガルを代表する心温まる風物詩であり、夜にはロマンティックな光に包まれた特別な時間が流れる。


Iluminações de Natal (11月-1月)
年越し祭は、ポルトガル全土で12月31日から1月1日にかけて盛大に行われる新年の幕開けを祝う祭りで、首都リスボンやポルト、マデイラ島のフンシャルなどでは、音楽コンサートやダンスイベントが夜通し続き、カウントダウンの瞬間には華やかな花火が夜空を彩る。人々はスパークリングワインを片手に旧年を振り返り、新しい一年の希望を語り合いながら喜びを分かち合う。家族や友人と過ごす静かな食事から、街全体が一体となる熱気あふれる祝宴まで、楽しみ方はさまざまで、ポルトガルらしい温かさと陽気さが満ちる年末年始の象徴的な行事となっている。
Festa de Passagem de Ano (12月)
年越し祭は、ポルトガル全土で12月31日から1月1日にかけて盛大に行われる新年の幕開けを祝う祝祭で、首都リスボンやポルト、マデイラ島のフンシャルなどではコンサートやダンスイベントが夜通し開かれ、カウントダウンとともに打ち上げられる華やかな花火が夜空を彩るなか、人々はスパークリングワイン片手に旧年を振り返り、新しい一年の希望を語り合いながら喜びを分かち合い、家族や友人と過ごす静かな食事から街全体が一体となる祝宴まで、さまざまなスタイルで楽しめるこの祭りは、ポルトガルらしい温かさと陽気さが溢れる、年末年始の特別な時間を象徴する行事である。
