毎年11月の上旬に、リスボン近郊の馬の町ゴレガン(Golegã)にて馬の祭典(全国ホース・フェア / Feira Nacional do Cavalo)が行われます。今年で36回目を迎えたこの祭りは、別名聖マルティーニョの市(Feira de São Martinho)とも呼ばれ、去る11月4日から13日までにたくさんの参加者で賑わいました。
期間中は、乗馬、馬術競技、馬車レースなどの競技や、ルジタニア・サラブレッドの品評会など馬に関わる色々なイベントが行われ、馬具や乗馬ウエアから、馬車や馬を運搬するカーゴまで様々な馬に関するお店も出店します。また、郷土料理や工芸品などの屋台もたくさん出店していてこのお祭りを盛り上げていますので、馬好きの方はもちろん、そうでない人も楽しめるお祭りになっています。町の至る所で、男女問わず子供からお年寄りまで伝統的な衣装に身を包んで馬や馬車に乗っているところを見ることが出来ます。
今年は終了してしまいましたが、ご興味のある方は是非来年ポルトガルにお越し下さい。しかし、毎年この祭典の間は、小さな町ゴレガンはもとより周囲50km程のホテルは満室になってしまうのでお早めにご予約することをお勧めします。リスボンよりレンタカーで1時間半ほど(バスや電車でも可能)ですので、リスボンから日帰りでも楽しむことができます。
また、ゴレガンの近くのVila Nova da Barquinhaに流れるテージョ川の中州に建てられた、可愛らしいアルモウロル城にも是非足を運んで見て下さい。トマールとの組み合わせもおすすめです。
オフィシャルサイト:www.horsefairlusitano.org
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2 thoughts on “ゴレガンで行われる馬の祭典”
Tamonさん、コメントありがとうございます。
この祭典は18世紀よりこの地方の馬を売るマーケットととして始まりました。今ではゴレガンはポルトガルでは馬の町として有名になり、世界中よりバイヤーが集まります。また、日本にも売られているそうです。
この祭典は馬に詳しくなくても、期間中は様々な催物や大会が行われ郷土料理なども食べられてとても楽しめました。もちろん馬好きな方は、馬に乗ったり、様々な血統の馬などを見くらべたり、気に入れば買ってしまうことも出来ますので、是非来年参加してみてはいかがですか?
このイベントには、歴史的背景のようなものはあるのでしょうか?興味があります。管理者さんもこのイベントに行かれたことはあるのでしょうか?差し障りなければ、管理者さんの生の声というか、感想をお聞きしたいです。