世界遺産リスト

現在ポルトガル国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産が14件、自然遺産が1件存在する。


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    コインブラ大学-アルタとソフィア (2014年)

    ポルトガルの古都コインブラにある、1290年にディニス1世によって設立された大学(Universidade de Coimbra)。大学内の見所はポルトガルで一番美しいジョアニナ図書館。旧市街地のアルタ地区(Alta)と、ソフィア(Sofia)通り周辺も登録対象。


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    国境防衛都市エルヴァスとその要塞群 (2012年)

    国境防衛都市エルヴァスとその要塞群(Cidade-Quartel Fronteiriça de Elvas e as suas Fortificações)は、ポルトガルの都市エルヴァスの塁壁に囲まれた歴史地区と周辺の星型要塞などを含む世界遺産である。スペインとの国境にも近い防衛堅固なエルヴァスの建造物群は、17世紀ヨーロッパの国際政治情勢と密接に結びつく軍事建築の発展を伝える物件。


  • アゾレス諸島の町の中心地区

    アゾレス諸島の町の中心地区 (1983年)

    アングラ・ド・エロイズモ(Angra do Heroísmo)はポルトガル・アゾレス諸島の3番目に大きな島であるテルセイラ島の南西部に位置し、かつては新大陸交易の重要な中継地として栄えた要塞都である。テルセイラ島の東半分を占めるプライア・ダ・ヴィトリアと隣接する。1980年の大震災で被害を受けたが、今日ではかつての街並が復興されている。


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    リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔 (1983年)

    ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)はポルトガルの首都であるリスボンのベレン地区に位置し、大航海時代の富をつぎ込んで建築されたマヌエル様式の最高傑作といわれている修道院。ヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路開拓及び、エンリケ航海王子の偉業を称え1502年にマヌエル1世によって着工され、幾度かの中断を経て最終的に300年ほどかかって完成した。当初の建築資金は、ヴァスコ・ダ・ガマが持ち帰った香辛料の売却によって得た莫大な利益により、後も香辛料貿易による利益によって賄われた。修道院の中には、ヴァスコ・ダ・ガマとルイス・デ・カモンイス(ポルトガルの詩人)の棺が安置されている。また、近年2007年12月13日にリスボン条約の調印式が行われた場所としても有名である。

    ベレンの塔(torre de Belém)は、リスボンのベレン地区にあるテージョ川の船の出入りを監視する目的の要塞である。16世紀前半にヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して、マヌエル1世によって作られたマヌエル様式の塔である。作家の司馬遼太郎氏は美しいその姿を『テージョ川の公女』と表現した事でも有名。


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    バターリャ修道院(1983年)

    バターリャ修道院(正式名聖母マリア修道院 – Mosteiro Santa Maria da Vitória)は、 レイリア地方の都市バターリャにあるドミニコ修道会の修道院である。切妻屋根、尖塔と小尖塔、控え壁が美しいポルトガル後期ゴシック様式とマヌエル様式の融合した傑作である。1385年8月14日、アルジュバロータの戦いで勝利した事を聖母マリアに感謝するために、1386年に建設が開始されたポルトガルの独立を象徴する建築物。


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    トマールのキリスト教修道院 (1983年)

    トマールのキリスト教修道院(Convento de Cristo em Tomar)は、ロマネスク建築ゴシック建築、マヌエル建築、ルネサンス建築といった様々な建築様式が融合した建築物で、1160年にテンプル騎士団によって建設が開始された。トマールの修道院及び城塞は、勃興したばかりのポルトガル王国の対ムーア人への防波堤の役割を果たしていた。14世紀になりテンプル騎士団に対して解散命令が出た後、ポルトガルに存在したテンプル騎士団は大航海時代のポルトガルを支えポルトガル海上帝国の礎を築いたキリスト騎士団へと改編され、彼らが引き継ぎ管轄することとなった。


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    エヴォラ歴史地区 (1986年)

    エヴォラ (Évora) は首都リスボンより東に約130km、ポルトガル南東部アレンテージョ地方にある人口約5.5万人のローマ時代の城壁に囲まれた街である。街の旧市街はローマ帝国時代からアレンテージョ地方の中心地として栄え、ルネサンスの時代には大学も設置された学芸都市でもある。1584年9月には、天正遣欧少年使節がリスボン滞在の次に立ち寄った街でもある。「エヴォラ歴史地区」の名前で世界遺産に登録されている主な物件は、アグア・デ・ラプラタ送水路、エヴォラ大聖堂、エス・ブラス・チャペル、サンフランシスコ教会、ヴァスコ・ダ・ガマ邸宅、カダヴァル公爵邸、ロイオス教会、ディアナ神殿、エヴォラ大学、ジラルド広場、アルメンドレス環状列石遺跡、ザンブジェイロ巨石遺跡などがある。


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    サンタ・マリア修道院 (1989年)

    サンタ・マリア修道院(MOSTEIRO DE SANTA MARIA DE ALCOBAÇA)は、ポルトガル北部アルコバサの町にあるポルトガル初代国王アフォンソ1世の所願により1178年に建築が始められたシトー会修道院。 禁欲的なフランスのシトー派の影響を強く受け、無駄な装飾を排除し質素な作りで厳格な雰囲気を漂わせている。しかし南の翼廊には、ポルトガルで最も美しい中世の繊細な彫刻で飾られた石棺、ポルトガル文学で悲恋が歌われるペドロ1世と愛妾イネスの石棺が並んで置かれている。


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    シントラの文化的景観 (1995年)

    シントラ(Sintra)は、かつては王室の夏の離宮も置かれ『この世のエデン』とイギリスの詩人バイロンに称された緑に囲まれたリスボンに隣接する人口約36万人の都市である。またシントラは、ユーラシア大陸最西端のロカ岬への観光拠点にもなっていいる。「シントラの文化的景観」の名前で世界遺産に登録されている主な物件は、シントラ宮殿ペーナ宮殿、ムーアの城跡、レガレイラ宮殿などがある。


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    ポルト歴史地区 (1989年)

    ポルト(Porto)はポルトガル北部の港湾都市で、人口約26万人(ポルト都市圏では、人口約160万人)リスボンに次ぐポルトガル第二の都市である。起源は5世紀より前にさかのぼる、歴史ある街である。「ポルト歴史地区」の名前で世界遺産に登録されている主な物件は、クレリゴス教会ポルト大聖堂、ポルサ宮、聖フランシスコ聖堂などがある。


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    コア渓谷の先史時代の岩絵遺跡群 (1998年)

    ドウロ川支流のコア川流域のコア渓谷の先史時代の岩絵遺跡群は、1万年〜2万年前の動物、人物、抽象的な図像などの数千に及ぶ線刻画が描かれている。1980年代後半に発見され、ポルトガルで発見された旧石器時代の岩絵の残る野外のものとしては最大級の遺跡である。いくつかのエリアでは、一般公開のために公園になっているが、見学には事前予約が必要。


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    アルト・ドウロ・ワイン生産地域 (2001年)

    ドウロ川の上流に位置しているアルト・ドウロ・ワイン生産地域は、自然環境を生かし川の両側の急斜面に段々畑を作りブドウの栽培をしている。本格的にこの地域でワインの生産が本格的となったのは始まったのは、3世紀〜4世紀ローマ帝国時代と推測されている。主にここで収穫されるぶどうは、世界的に有名なポート・ワインとなる。


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    ギマランイス歴史地区 (2001年)

    ギマランイス(Guimarães)は、ポルトガル北西部に位置する人口約16万人の地方都市であり今なお中世の街並が残っている。ポルトガル初代国王アフォンソ1世がギマランイスで誕生したことに由来し「ポルトガル発祥の地」と称される町である。ポルトガルの雑誌「エスプレッソ」による調査では、ギマランイスはポルトガルで2番目に住みよい環境の町であると評価された。また、ギマランイスは2012年の欧州文化首都になることが決定している。「ギマランイス歴史地区」の名前で世界遺産に登録されている主な物件は、ギマランイス城、サン・ミゲル教会、ブラガンサ公爵館、ノッサ・セニョーラ・ダ・オリヴェイラ教会、アルベルト・サンパイオ美術館がある。


  • ピコ島のブドウ畑の景観

    ピコ島のブドウ畑の景観 (2004年)

    ピコ島はアゾレス諸島で2番目に大きな島で、ポルトガルで最も高い火山ピコ山(2351m)がそびえ立つ。ピコ島のぶどう畑には、石を積み上げた塀があり潮風からぶどうを守っている。ピコ島で生産されるワイン(Vinho do Pico)は、優れた品質で知られている。

    Photo by AiresAlmeida


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    マデイラ島の照葉樹林 (1999年)

    マデイラ島の照葉樹林とは、ヨーロッパでも屈指のリゾートアイランドでもあるポルトガルのマデイラ諸島の主島であるマデイラ島(奄美大島とほぼ同じ大きさ)に分布する照葉樹林原生林のことをいう。またサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドの出身地、マデイラワインの産地としても知らている。マデイラ島の照葉樹林は、ヨーロッパ大陸を襲った氷河期の影響を免れ、氷河期以前のヨーロッパにおける植生分布の典型として貴重な存在である。


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